ロシアの反同性愛法に反対します。
性的指向は、各人が持っている恋愛の対象であり、異性愛、同性愛、両性愛があります。また、トランスジェンダーと言う「生物学的な性別」とは逆の性別の言動をする方もいます。
LGBTという言葉を最近、よく報道で聞くことがあります。
レズビアン、ゲイ、バイセクシャル、トランスジェンダー の頭文字を取ったものです。
先日、LGBT成人式というものが関西で実施されました。
Googleの新規アカウントを取得するときにも、性別欄に「男性、女性、その他」という選択肢ができました。
以前は「アブノーマル」というくくりをされてきたLGBTですが、最近では、LGBTを一つの個性として認識し、納得はしないまでも、理解はする傾向が日本で見えてきているような気がします。
そのような中、昨年の記事ですが、ロシアの反同性愛法に対する注目が集まり、オリンピック選手団のメンバーでも、同性愛者が取締りの対象になるのではないか、と危惧されています。
2013年8月19日 朝日新聞
記事より
〈同性愛宣伝禁止法〉「非伝統的な性的関係」を未成年者に知らしめる行為を禁止した法律。ロシア社会の同性愛への偏見は根強く、旧ソ連時代は同性愛は犯罪行為とされていた。現在も同性婚は公認されていない。
問題の法律は6月に成立した同性愛宣伝禁止法。未成年者に「非伝統的な性的関係」について情報提供することを禁じており、レストランなど不特定多数が集まる場所で同性愛について語ったり、同性愛者が公然と交際したりすることも処罰の対象になり得るのではないかと指摘されている。
これまでの教員生活の中で、何人もの同性愛者、性同一性障害(GID)といった性的マイノリティと呼ばれている学生と出会い、話を聞いてきました。
彼ら、彼女らは、差別や偏見、付き合い方に気を遣う、と言った異性愛者には分からない苦しみを経験してきました。
私は異性愛者ですので、彼ら、彼女らが経験してきたつらい思いは、創造することしかできませんが、かなりつらかったことが彼ら、彼女らの話から感じることができました。
男女同権、性的マイノリティとされている人々が異性愛者との同権を得ることは、大変難しいことだと思いますが、大学で学生に接している教職員は、どれだけLGBTの問題を学生に提起し、マイノリティとされてしまっている人も、社会市民の一員であることを学生に意識させることの指導や、学生が問題意識を持つことをしているでしょうか。
ロシアの法律制定を見て、日本では様々な人々が同権と言っているのに実情と違う現状を見て、どちらが分かりやすいか。誤解を恐れずに言うと、前者です。日本政府の真剣な政治課題、社会問題としての取り上げを求めるとともに、LUSHのように、ロシア反同性愛者法の運動を見て、賛同者が広がることを祈っています。
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