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虫にさわれない、マッチを擦れない教員たち

虫に触れない、マッチを擦れない教員たち



小学校の教員は学級担任制で、専科教員とは異なり、基本的には全教科を担当します。

国語の中高の免許を持つ卒業生が、いまは臨時免許で小学校で教えています。すごく大変そうです。


人それぞれ、得意、不得意があるのは当然です。

体育が苦手、理科が苦手、などなど。


しかし、先に述べたように、小学校教員はぜーんぶやらなければならないのです。


朝日新聞に、「虫さわれない・マッチ使えない… 都会っ子先生、特訓中」(2013年10月30日)という記事がありました。



私が実施しているキャンプ実習の中でも、教職課程の学生が、マッチを使ったことがない、という学生がいました。

マッチを使う機会って、日常生活で必要な場面はないですね。

でもですね、福島県教育委員会が言うように「マッチも使えない若い先生がここ数年、顕著に増えた。こういう先生が増えると実験離れが進む」(記事)。

…ですよね。ガスバーナー、どうするのですか?




同じくキャンプ実習で、夜、ランプをめがけて飛んでくるガなどの虫に、キャーではなくギャーギャー言いながら、逃げ回る教職課程の学生がいました。

ご飯を作っている最中、食事中に虫が飛び回る環境って、日常生活ではありませんね。

でもですね、クラスに「飼育係」っているじゃないですか?児童生徒は虫などを捕まえてきたりしますよね?

(記事)「見るのはいいけど、触るのはちょっと……」。(略)担任の5年生の教室で水槽のザリガニを見ながら苦笑い

…だそうです。




未来の教員を養成するのは、大学の教職課程です。

その中で、知識に偏ってしまっていることが、上のような教員が出てくる原因の一つになっているのではないでしょうか。

実習の時間数の割合は講義と比較してどのくらいですか?

その実習の目的と必要性は明確になっていますか?


実習の成果は、知識量を測る期末試験のように、明確に数値で現れるものではありません。

実習の効果は、学生がどれだけ新しいことに気づき、問題意識を持ち、知識と融合させることができるか、によって測られるべきです。

漠然としていますよね、この測り方。

でも、実施者(指導者、監督者、教員など)が学生一人ひとりの動きや全体の動きをよく観察し、実習の前後での変化を観ることで、評価できます。


以下は、私のやり方です(2泊3日)。

キャンプ実習前に、学生は実習への期待、不安、要望、自分自身のテーマを書きます(ジャーナル1)。

キャンプ実習初日の夜に、その日の振り返りをし、自分で自分をほめてあげられるとこと、頑張ったところ、自分の動きはどうだったか、全体の動きはどうだったか、明日のテーマ、を書きます(ジャーナル2)。

2日目の夜に、ジャーナル2に書いたものの前に、昨日のテーマの達成度(パーセント)、100%でない場合、どうなっていれば、どうしていれば、なにがあれば100%になったか、を書きます(ジャーナル3)。

3日目、帰路についている間に、ジャーナル3と同様のことを書きます(ジャーナル4)。

そして、帰宅しておよそ1週間後をめどに、実習全体を対象にジャーナル3と同様の内容、及び実習で気づいたこと、学んだことの何をどのように日常生活で活かすことができるか、を書きます(ジャーナル5)。

この記述のジャーナルに加えて、夜、全員でランプの灯りを最小にした場で、その日一日を振り返って一人ずつコメントし、私がフィードバックをする、ということもします。




先の「マッチを使ったことがない学生」は、マッチを擦ったことがとても大きな出来事で、火をつけることができた、という自分をほめていました。


「虫が飛んでギャーギャーしていた学生」は、2日目の夜にして、「あーもぅ、うるさいなぁ」と言いながらも逃げ出さずにご飯を食べていました。




理科の先生だけじゃないですよ。

どの教科も関係ありません。むしろ、教科以外の指導面でも大切なことがあります。


「経験」してください。

「経験」から学ぶこと、たくさんあります。

「経験」を学びにするか、日常生活とは切り離された「非日常の活動」にするかは、適切なファシリテーター(援助者)がいた方がいいですが、いない場合は自らが「なにかの学び、気づき、活かせるものがあるはず」という思慮深さを持ってください。



教員志望じゃないもん、というあなた。

様々な人間関係があり、社会の構成員として生きていく人間として必要なもの、経験から学べます。




最後。こんなことも載っていました。

(記事)「電気」の項目で乾電池を手に持つよう促すと、「感電しないか」と不安がる教員もいた。




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