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直接体験の必要性

 先日、1月26日に、兵庫県立南但馬(たじま)自然学校主催で、自然学校・体験活動フォーラムが実施されました。

 兵庫県では、県下全公立小学校5年生を対象に、5泊6日の「自然学校」を昭和63年より実施しています。 中学校(公立中学校2年生)でも地域貢献活動の「トライやる・ウィーク」を実施しているなど、体験活動を重視した学びを長年実践している先進的な県です。

 自然学校が主催したフォーラムには、学校教員が非常に多く参加していました。学校現場に学んだことを持ち帰って、実践していこう、との意識が高いことの現われと感じました。

 基調講演で、明治大学の星野教授がご自身の体験として、以下のようなエピソードを披露されました。


 ある学生が、「先生、キャベツとレタスの違いってなんですか?」と質問してきました。私は「植物学的なことを聞くなんて、ずいぶん難しいことを質問してくるなぁ」と思っていましたが、「何が違うんですか? 見て分からないんです...」とのことです。どうやら、自分で丸ごと買って見たことがないようなのです。 
 側にいた他の学生が「せん切りされているのがキャベツで、葉っぱのまま出てくるのがレタスだよ」と言いました。


 このエピソードは、いかに現代の若者が直接モノを見て、経験していないかを物語っています。また、近年では夏野菜が冬に食べられるなど、季節感がない社会になっているようにも思います。
 
 夏野菜を冬に食べられるということが悪いと言う気はまったくありません。むしろ、冬に食べられる夏野菜を題材に、その背景にある事象を探索することができる絶好の機会です。 

 「自分で考え、自分で動く」という力は、実際に経験しながら学ぶことが非常に大切になってきています。
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ジャンル : 学校・教育

「環境教育とは?」   

2月5日に、国立オリンピックセンターで開催された「自然体験活動全国フォーラム」に情報提供者として参加してきました。

 私は「自然体験活動とは」という分科会で、奈良教育大学の岡村助教授とともに、自然体験活動の根本的な概念について、野外教育と冒険教育の観点から岡村先生が講演され、私が環境教育の観点から「環境教育とはなにか?」との題で講演しました。

 出席者は30名ほどで、そのうち3分の1強の方が、教育行政・教育政策関係の方でした。ほかには、学校教員、少年の家のような施設に勤務されている方、学生でした。

 岡村先生から、日本で「自然体験活動」という用語が使われ始めたのはここ10年以内であり、非常に新しい概念であることが説明され、教育的な側面や、旅行などの要素も含む非常に広い概念である、との説明がありました。 

 また、日本では「環境教育」が先行し、「野外教育」や「冒険教育」は80年代から出てきた考えであることも説明されました。

 私は、環境教育の歴史的背景や、野外教育などのほかの概念とどのように関連しているのかを説明し、学校教育へどのように組み込んでいくか、のひとつの考えを示しました。

 環境教育は、「理科の先生が担当する」や「自然科学系列である」といった誤解が存在していると考えます。今回、学校教員で分科会に参加した方は、理科や科学系の先生で、社会・人文系の先生はいらっしゃいませんでした。
 
 環境とは、自然環境のみではなく、社会と自然との関わり合いや、人が生活している住環境、世界遺産や文化財といった文化的な環境なども、環境教育に含まれるものです。 これらのものに興味を持ってもらうようなきっかけ作りが、環境教育の第一歩です。最終目標は、一人ひとりが環境に対して責任ある行動をとることができるように、生涯に渡って教育していくものです。

 ということは、学校教育でも自然環境のみならず、社会的な環境や文化的な環境に対して、生徒に興味を抱かせるようなプログラムは、理科教員でなくてもできるのです。 ほかの教科の先生と連携して。

 環境教育は、非常に広い分野に渡った教育です。さまざまな専門分野を持った先生、国語や社会などの先生たちが一緒になってプログラムを作成し、実践したら、とてもすばらしい環境教育のプログラムが生まれることでしょう。

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